先日「ミツバチと農業」という研修会に参加しました。
その研修会で感じた、ミツバチと農業についての考察はこちらのブログから
http://hontabe.blog6.fc2.com/
GREENSTYLE Cafe
GS Cafe
2010.09.03
ほんものの食べもの日記 「ミツバチを守るなら、蜂蜜を食べよう」
2010.08.24
小さなオーガニックワインショップinファーマーズマーケット
![IMG_0237[1]](http://greenstyle.jp/wp-content/uploads/2010/08/IMG_02371-768x1024.jpg)
みなさま、こんにちは。
今日は私が小さなオーガニックワインショップを出店しているマルシェをご案内します。
それは、ファーマーズマーケット@UNUです。
http://www.farmersmarkets.jp/
会場:東京・渋谷区青山通りの国連大学前広場
開催日時:毎週土日、10〜16時。(サマータイム17時まで)
毎月第三土曜日は20時まで。ライヴなどのイベント有り。
入場料:無料
出店者数(岡内目算):約40-50店。農産物販売店は約7割。キッチンカー約8店。場内に座って食べられる休憩スペースあり。
このマルシェは2009年9月から始まったそうで、私はこの6月からほぼ隔週で出店しています。
![IMG_0238[1]](http://greenstyle.jp/wp-content/uploads/2010/08/IMG_02381-768x1024.jpg)

画像ではちょっとわかりにくいですが、かわいらしい三輪自転車を主催者さんからお借りして、お店を作っています。(通常の自転車の前輪部分がリアカーになったような形)
屋外でオーガニックワインを売るのは、特にこの暑い時期ですから温度管理が大変です。画像に写っているワインのビンは全て空き瓶で、実物は、氷の入ったキャンプ用のクーラーBOXなどを総動員して裏に保管しています。
陳列されているのが全て空き瓶であることで、手に取ったお客さんはビックリされますが、ワインに直射日光や高温はよくない、という説明を聞いて納得して下さいます。
この小さなオーガニックワインショップの看板商品は、オーガニックONE(赤・白)の飲みきりサイズ、187mlです。
オーストラリアワインで、家族だけで経営する完全無農薬の小さなワイナリー オーガニックONE 。
開墾以来40年、ブドウ栽培からワイン造りまで、一貫して無農薬で行う、貴重な蔵本さんです。
この小さなオーガニックワインショップでは試飲もできます。
おいしさに納得して買ってくださるお客様が多く、さらに嬉しい事に、何度も通って下さるファンもあらわれました。
ワインを買って、キッチンカーでおいしいおつまみを買って、場内の休憩スペースで優雅なワインタイムを過ごすのもおすすめ。簡単なコップを差し上げています。
飲みきりサイズだけでなく、同じワインの750mlサイズも裏のBOXに持っています。こちらも最近人気が出てきました。
これから秋に向かって、品揃えも変えていきます。
お近くに来られたら、ぜひお立ち寄り下さい。
それでは、他の出店者さんをご紹介します。
![IMG_0242[1]](http://greenstyle.jp/wp-content/uploads/2010/08/IMG_02421-768x1024.jpg)
福井さん。私がいつもお野菜を買うお店です。いつもご夫婦で仲良く出店されています。
数々の農家さんの無農薬や減農薬の農業指導のお仕事もされているお父さん、その目利きが選んだ安心なお野菜やフルーツがいつも種類豊富に並べられています。
特におすすめは、本物のキュウリといわれる四川胡瓜。イボイボがとんがって痛そうな外見が特徴です。一見、皮が固そうに見えますが、ビックリ。皮を全く剥かないでも柔らかく、中身はポリポリおいしいのです。
良く売られているキュウリは、実はカボチャに接ぎ木をして作られているものが多いそうです。そのほうが量がたくさん収穫できるようですが、そのかわり皮は固くて中身が四川胡瓜と比べてぐにゃっとなるそうです。なるほど。
そんな勉強になるお話をたくさん教えてもらいながら、旬のお野菜をついつい山のように買ってしまっても、そんなに高くない、むしろ価値に比べて安すぎるくらいなのでお財布も安心できるお店です。
![IMG_0243[1]](http://greenstyle.jp/wp-content/uploads/2010/08/IMG_02431-1024x768.jpg)
安心野菜をこんなに沢山買っても2000円台でした。
![IMG_0240[1]](http://greenstyle.jp/wp-content/uploads/2010/08/IMG_02401-768x1024.jpg)
南知多ハーブ農場さん。お料理上手の美人がトレードマークです。
ホリスティック農業を行うこの農場の看板商品は、「生ハーブティー」。
![IMG_0244[1]](http://greenstyle.jp/wp-content/uploads/2010/08/IMG_02441-768x1024.jpg)
旬のハーブをフレッシュな状態でミックスしています。使い方は、かるく揉んだハーブを大きめのポットでお湯でゆっくりとむらして出来上がり。たくさん作って、だんだんと冷えても冷たくしてもおいしく飲めます。
夏のハーブティには、暑さで疲れた体を落ち着かせてくれる効果を実感しました。
![IMG_0239[1]](http://greenstyle.jp/wp-content/uploads/2010/08/IMG_02391-768x1024.jpg)
続いては、千葉のくりもとファームさん。看板娘の健康美人です。
開園以来17年間完全無農薬というすごい農園。
私はこの日は、モロヘイヤとバジルとかぼちゃを買いました。
他の出店者さんにも、季節感あふれるお野菜や旬のフルーツの他に、納豆、こんにゃく、ハチミツ、黒にんにく、甘酒、菜種油、手作りお菓子、オーガニックスパイス、それから、ナチュラルコスメなど、多種多様な安心なものがそろっていて、見ているだけでも楽しいです。
どのお店も着実にリピーターのお客さんを増やしている様子です。
![IMG_0241[1]](http://greenstyle.jp/wp-content/uploads/2010/08/IMG_02411-768x1024.jpg)
おなかがすいたらキッチンカーへ。
こちらは、クルーズカフェさんです。
ちょっと汗だくになりながら食べる、ぴりからスパイシーなアジアンごはんのメニューがもりだくさん。
ライスは全て大将のご実家の宮崎の有機玄米が使われています。
私のお気に入りは、チキン入りライスと、アジアンスープフォー。
他のキッチンカーでは、べジのソイミート弁当や、カレー、無添加ソーセージ、自然薯飯、ドリンクでは、国産コーヒー、新鮮野菜ジュース、オーガニックビール、オーガニックカクテルなど、どれも魅力的なメニューが楽しめます。
くいしんぼうにはたまらないファーマーズマーケットin国連大学に、マイバッグ持参でぜひ遊びに来てください。
オーガニックワインを冷やしてお待ちしています。
2010.08.23
ほんものの食べもの日記「種ありと種なし、どっちがおいしい?」
小学校の夏休み、毎年仏壇にそなえられてた「種なしデラ」。
種がなくていっくらでも食べられるので、妹と奪い合いになったものです。
オトナになって種ありデラウェアという果物があることを知り、
そもそもデラウェアには種があったんだ!と衝撃を受けました。
そしてもっと驚いたのは、種ありデラの方が甘くておいしかったこと。
ことぶどうについては、種なしよりも種ありの方がおいしいようです。
さて、その理由は?
ひとつは、種なし処理をすると粒が外れやすくなることがあげられます。
ぶどうの実を房から外すときのことを思い浮かべてみてください。
種は果実と房をしっかりつないでいるので、果実を外した後、房側に何か組織が残りますよね。
取る時にも少しだけですが、力を入れているはず。
しかし、しかし。
種なしぶどうは粒がポロポロと外れるので、必殺とうもろこし食い!などという技が使えます。
(種なしデラを横に持ってとうもろこしを食べるようにワシワシ食べる技…
っていうか、みなさん、やりませんでした?)
種なしぶどうは、種ありぶどうにある房と果実を結ぶ糸のようなものがないため、
食べごろになると脱粒してしまいます。
脱粒はぶどうでは「古い」「鮮度が悪い」と言って非常に嫌われるため、
そういったクレームが起きないよう、かなり早めに収穫してしまうのです。
つまり、種なしぶどうは味が乗る前に収穫されちゃうのですね。
さらに、果実は自分の子孫を残すための器官。
種なしになってしまう=自然の行為に反しているため、
果実の味がじゅうぶんに乗らないということもあるようです。
「種ありのぶどうのおいしさを、もっと知ってもらいたい」とぶどう農家は言います。
ただ、世の趨勢は今や「種なし」。
消費者が種なしを好むこと&剪定技術の簡略化のふたつの要素が、
種ありぶどうの衰退を招いています。
そんななかでも「種ありじゃないと本当の味じゃない」とこだわっている農家はいます。
そんなぶどうの現在の話、直接畑で聞いてみませんか?
「果物は、種を動物に運んでもらうためにおいしい果実を実らせています。
種なしは、植物本来の性質を打ち消してしまっていると思う。
簡単、便利が消費拡大に大切だという意見も多いけど、
おいしくてまた食べたいと思ってもらえることが、みんなに支持されることではないのかなぁ」
丹澤修さんは、山梨市で低農薬の果樹栽培を営んでいます。
今年この丹澤さんの畑で、巨峰の収穫体験をさせていただくことになりました。
9月4日、土曜日。実は、この日を選んだ理由がちゃんとあります。
「早いとすっぱくて遅いと甘い、巨峰はわりあいと食べごろの難しいぶどう。
でも、今年はこの日の前後3日間くらいが一番おいしいと思います!」
丹澤さんイチオシの日がこの日なのです。
集合は10:30、40分間のもぎ取り体験後、
キャラの立った丹澤さんのお話を聞きながら、ごはんを食べます。
解散は12:30。
一般市場には低農薬栽培が評価されないので、丹澤さんは出荷していません。
一般の巨峰の農薬回数(成分)が25回のところ、11回で栽培しています。
ちょっと小粒かもしれませんが、そのぶんたくさん食べられそう。
木から直接もいで食べる巨峰狩りですから、まずは安心なものを食べたいですよね。
詳細はWEBサイト【ほんものの食べものくらぶ】をご覧ください。
ツアー詳細PDFはこちらから↓
http://www.hontabe.com/img/tour/tour_kyohou.pdf
お申込み・お問合せはこちらから↓
teshima@hontabe.com
お問合せお待ちしています!
2010.08.06
ほんものの食べもの日記「桃収穫体験のヨロコビ」
8月1日、日曜日、山梨市の大沢農園さんで
「ほんものの食べものくらぶ」主催の「桃収穫体験ツアー」を開催しました。
桃のもぎ取りって、さくらんぼ狩りやぶどう狩りのように、
メジャーなイベントではありません。
それはなぜか。
さくらんぼもぶどうも、樹につけておけば割合と時期のコントロールができる果物。
ぶどうなどはとくにそうで、「今ここ!」というピンポイントの食べごろがちゃんとあるのですが、
食べごろを過ぎても樹につけておくことが可能なのです。
そういったぶどうは酸味のない甘いだけのものになるらしいのですが、
甘いからおいしいので、気にならないのだそうです。
しかし桃は違います。
早いといまいち。
遅くなると熟しすぎて、悪くすると落果してしまう。
熟した桃は傷みも早く、採ったときの手の形から傷んで行くと言われるほど。
実は店頭に並ぶ桃の品種は、ほぼ1週間ごとに切り替わっているのですが、
これは、桃の出荷適期が1週間しかないことの証拠です。
さてそんな桃のもぎ取り。
今回は、暑過ぎて桃が生育を少し止めてしまっていたため、
本来は7月下旬に熟す桃だったのですが、まだ少し硬い感じでした。
大沢さんの畑の桃は「なつっこ」という品種。
この桃は、白鳳のようなとろんとした食感ではなく、もともと硬いゴム質の桃。
普通の桃よりも持ちがいいので、山梨県の農家のおっちゃんたちに注目されている品種です。
果物類は基本的に、一本の樹のなかでも熟度にすごく差があります。
一本の樹についている果実は、同じように熟すわけではありません。
基本的には樹のてっぺんについているものがおいしくて甘く、
最近では「てっぺん桃」と名付け、付加価値商品として売られているものもあります。
ちょっと早いかな?という桃が多いなか、
素晴らしくおいしい、絶対に出荷できない、熟した桃がありました。
「これはおいしいねえ!」
生まれて初めて食べる樹で熟した桃の味は、今まで食べたことのない味。
甘いのはもちろん、ふくよかな桃の香りとは少し違う香りもします。
「こんなになったら出荷できないですから。
これは畑でしか食べられない桃です」と大沢さん。
自分ではそういう桃が選べないので、最後には大沢さんに選んでもらい、
おいしい桃をたくさん食べた一日になりました。
※今回、9月上旬ピンポイントでおいしい巨峰が食べられる日があると聞きました。
その日に合わせて「巨峰もぎ取り体験ツアー」を企画しますので、おたのしみに!
2010.07.15
ほんものの食べもの日記「ほんとうにおいしいくだものはお店で買えない?」
7月中旬以降。
桃とすももが大量に出回る季節です。
おいしそうだな~と思って買って帰っても、
なんだかおいしい桃やすももを食べたことない…そんな方もいらっしゃるのでは?
それには理由があるのです。
まずすもも。

中央のちょっと色が薄い大きなすももでちょうどいい色合い。上部の黒いような紅色ではもう遅い。でも、こんな色になってるすももは甘くてものすご~くおいしいのです。
すももは木で熟したものを流通させることができないくだもの。
流通途中に箱に当たったりすると、そこが傷み、果汁が出てしまったりします。
熟度が高いものは劣化するのも早いため、
店頭に長い間置いておくのも不可能…ではどうするか。
例えば、6月下旬に店頭に出る「大石早生」というすももがあります。
このすもも、熟しすぎると味がボケてしまうのですが、適度な状態で食べるとおいしいもの。
でも一般流通に乗せる場合は、すもものてっぺんが小指の先ほど赤くなった状態で収穫します。
これは、まだ糖度も上がっていなくて収穫するにはちょっと早い。
しかし、ぽっちりとお尻が赤くなった大石早生は、
店頭に出るまで、また出てからも、じょじょに赤くなってきます。
最後には美しい赤色になり、いかにもおいしそうなのですが
味は「…ありり?」。
それもそのはず。樹で熟していないからなのですね。

レッドエースという品種のすもも。最初の写真と色を比べてみてください。ちょっと色が薄いです。でもこれが採り頃。うーむ、まだ酸っぱいんだよね、この色では。
7月下旬にはソルダムという品種が出てきますが、これもやっぱり早採りされ、
緑色の状態で店頭に並ぶでしょう。
本来ソルダムは赤くなる品種で、生産者曰く「すももでは一番うまい」。
でも完熟のソルダムは、その時期に畑に行かなければ食べることができないのです。
今の日本の流通事情では、これはしょうがないとも言えます。
畑に行くことがなければ、一生すもものほんとうの味を知らずに終わることになる…
少し悲しい話です。
さて、桃はどうでしょう。
桃こそ、ほんっとうにデリケートなくだもので、
収穫時に人がさわったところから劣化が始まると言われるほど。
樹での熟度がすすむと、販売の際のパック詰めにも注意しなくてはなりません。
でもそんな手間かけられない…で、どうなるか。
やっぱり少し早い状態でもいでしまいます。
少し早採りすることで、桃のアタリなどのクレームはなくなり、
きれいな状態で販売することができます。
でも味は「…あれれれれ?」。

桃のなり元に注目。まだ青いですね。これは産直の桃なので、この青みが抜けてから出荷開始。あと2日か3日後が採り頃です。でも通常ではこれくらいの青みが残ってても採ってしまいます。

色合いだけではちょっとわかりにくいのが桃の困ったところ。上の写真と比較して赤くていかにもおいしそうですが、これは地面に光を反射させる資材を置いて着色しているため。なり元はまだ青いです。また着色先行タイプという桃もあり、おいしいものを見極めるのも至難の業…困りますよね~
桃のなり元を見るとわかりますが、まだ地色が抜けていなくて青いはず。
この地色が抜け、黄色みを帯びてくると完熟一歩手前です。
でもそんな状態の桃は、一般流通に乗せることができません。
それは今の流通システムの問題。
畑から選果場→市場→店頭という流れを取る限り、しょうがないことなのです。
そう、日本のくだものは、おしなべて「ちょっと早い」状態で収穫されているのです。
残念なことですね。
おいしいものを食べるには、産直でおいしい産地を見つけるか、
畑に行って直接もぎ取りをするか…どちらかしかありません。
ほんとうにおいしいくだものは、畑で食べるべし!
そして、桃やすもものほんとうの味を感じてほしいと思うのです。
さあ、畑に行って、桃を食べてみませんか?
★樹熟の桃を食べ放題!
私の主催している【ほんものの食べものくらぶ】で、桃収穫体験ツアーを企画しています。
8月1日日曜日 10:15 現地集合、12:30頃 現地解散
40分間桃を食べ放題! 一般栽培の1/3の低農薬の桃ですから、安心して食べられます。
詳しくは以下をご確認ください。
http://www.hontabe.com/tour.asp
お問合せ先
teshima@hontabe.com
2010.07.01
ほんものの食べもの日記 「遺伝子組み換え作物の話」
先日農薬を取り巻く環境の変化について聞く機会がありました。
そこで久しぶりに、最近すっかり話題にならなくなった
遺伝子組み換え作物(GM作物)の話を聞きました。
以前調べたときよりも、びっくりするぐらい栽培面積が増えていました。
バイオ燃料での需要が高まっていることも影響しているのでしょう。
埼玉県で撮影したトウモロコシの雄花。トウモロコシは風媒花なので、花粉は風に乗ってどこまでもどこまでも飛んでいき、いろんな品種と交雑します。受粉に虫は必要ないけど、時々ミツバチが花粉集めに来ています。遺伝子組み換え作物の問題は「種の保存」にあると思います。
世界でのGM作物の比率は、ダイズが一番高く、77%(主に油での使用)。
綿49%、トウモロコシ26%、ナタネ21%となっています。
GM作物の生産はアメリカがトップですが、昨今インドや中国などでも栽培が増えています。
日本ではGM作物の輸入は禁止されていますが、加工品原料としての使用は許可されています。
使用した際には表示義務があります。
納豆やみそ、ポテトチップスなど32種類の加工品については義務化されていますが、
醤油や油などの食品については、加工途中でたんぱく質が変性しているという理由から表示義務はありません。
さらに上記の食品について、以下の条件を満たすものには表示義務がありません。
「表示義務の対象となっている作物または加工食品を主な原材料とする食品であって、
その原材料の重量に占める割合が上位4品目以下もしくは食品中に占める重量が5%未満のもの」
何度読んでもよくわからないので、これを読むといつも自分はバカなんじゃないかと不安になります。
ただ、EUでは0.9%含まれていれば表示義務がありますので、
日本はEUと比較してGM作物に甘いと、消費者団体などが表示の改正を申し入れています。
国産と書いてないサラダ油などは、GM作物が使われていると思って間違いないでしょう。
私たちは知らずに世界中で一番GM作物を食べている国民であると言われています。
さて、GM作物については、日本では主に安全性についての議論がされていました。
GM作物は危険だとはっきりわかっているわけではないため、
だんだん議論もされなくなり、話題にも上らなくなったように感じます。
でもこんな話があります。
千葉や四日市の港に入った船から、GMナタネが油の精製工場へ移動する国道上に、
GMナタネが繁殖しています。
こぼれた種から芽が出て、春先には花を咲かせています。
この話は、人間のすることに完璧などあり得ないという証明のような気がします。
トラックから種がこぼれるなど、誰も考えていなかったのでは。
それらを発見している市民団体が協力し、繁殖しないよう年に何回か除草しています。
でもでも。花が咲けば花粉が飛びます。
いつか、日本のアブラナ科作物と交雑しないとは言い切れません。
働きもののミツバチちゃん。この娘は花粉集め係なので、足の花粉かごに花粉がいっぱいくっついています。この花粉は花粉パンに加工され、幼虫の食べものになるのです。ミツバチは自分の仕事をしているだけなのですが、植物にとっては交配の役割を担っています。
GM作物の花粉と、在来品種の花粉が交雑してしまうと、
もうその「種」は違うものになってしまいます。
南米のトウモロコシのように、原種が失われる可能性もあるのです。
風媒花の花粉がどこまで飛ぶか、働きもののミツバチがどこまで花粉を運ぶか。
誰にもわかりません。怖いと思いませんか。
※最近話題のCCD(蜂類崩壊症候群)はGM作物が原因のひとつ…という説もあります。
人知れず繁殖してしまっても誰にもわからない。
GM作物の本当の恐怖はそこにあると、私は思っています。
2010.06.16
ほんものの食べもの日記第14回 ひとつぶで2度おいしいびわの季節

ぷくぷくの産毛がかわいいびわの実。ほんの少しの間楽しめる、まさに旬のくだものです。
子どものころ、梅雨前になると庭先のびわが楽しみでした。
独特の食感と香り、そして食べにくさ…
木から直接もいでお日様にあたためられたぬる~いびわを食べると
「6月だな~」という気がしたものです。
昨今のびわはきちんと栽培されたものが店頭に並び、
肌がきれいで果実は大きく、まるで箱入り娘。
田舎の野山を駆け巡っていたような傷だらけの子は、当然ですがお店には並びません。
あのきれいな肌と色になる理由は、袋をかけて栽培されるから。
びわの実は鳥につつかれることが多いことも相まって、
ひとつひとつに袋をかける手間がかかった果物なのです。
味はと言えば、小さくて傷だらけの庭先のびわに軍配があがります。
やはりおひさまにあたってるぶん、味の濃さが違うようです。
さて、びわの実は食べたあとに楽しみがあるのをご存じでしょうか。
びわの種には香気成分が含まれており、びわの実でびわ酒をつくると
非常に香りの高いお酒になることが知られています。
でも実は食べちゃいたい…そんな方に。
ちょうど6月、今は梅酒の季節。
食べ終わったびわの種をきれいに洗い、乾かして何粒か梅酒に入れると
梅の香りとびわの種の香りの混ざったいい香りのお酒になります。
ぜひ試してみてください。
(杏の種も香り高いもの。杏が手に入ったら入れてみるといいかもしれません)
またびわの種の発芽率は非常に高く、
植木鉢にまいておくとけっこうな確率で芽が出てきます。
大きくなったら大きなプランターに移してやれば、
何年か後に自家製びわを食べることができるかも…。
びわは暖かい地域の作物なので、寒いと越冬できません。
北限が宮城県だと以前聞いたことがあります(未確認です、すみません)。
宮城県以北の方は、冬は鉢を家のなかに入れてやってくださいね。
さて、6月は梅の季節でもあります。
青梅を見ると梅酒を仕込みたくてワクワクします。

平成14年に漬け込んで平成18年に実を引き上げたつけっぱなし梅酒。琥珀色の色合いがなんともきれいに仕上がりました。お味の方はまろやかで、もうぐびぐびいけちゃいそうな感じです。
梅酒は3年程度熟成させると、ほんのり琥珀色をした美しいお酒になります。
1年目にはトゲトゲしていた焼酎がまろやかになり、
1年ものとは比べものにならない味わい豊かな梅酒が味わえます。
梅酒は、焼酎と氷砂糖に漬け込むだけなのでとても簡単。
コツはホワイトリカーではなく、米焼酎の35度のものを利用すること。
少し高くなりますが、まろやかさは比べものになりません。
梅を引き上げるのは1年後と言われますが、私は入れっぱなしにしています。
おいしい梅酒を真夏の暑い日に飲む楽しみ…手作りならではの喜びです。
2010.06.01
ほんものの食べもの日記第13回 きのこという作物の不思議

マッシュルームの栽培の取材に行きました。培地からぽこぽこ顔を出すマッシュルームはほんとにかわいいですね~。食べちゃいたいくらい。
マイタケ、シイタケ、ヒラタケ、エノキタケ…店頭で見かけるきのこの種類、だんだん増えてきました。
最近ではウスヒラタケやヤマブシタケなど、変わったきのこもよく見られます。
これらのきのこは、すべて人工の培地で栽培されたもの。
これを「菌床栽培」といい、きのこはその栽培に大量のエネルギーを使うことから
「電気でできている」と言われる作物です。
きのこって生きものなのか、野菜なのか、いまいちわかりづらい不思議な食べもの。
あまり知らずに食べていますが、
実はきのこは菌類が胞子を発生させるための器官「子実体」というものなのです。
きのこが菌だと思うと、ちょっとひるむかも…。
でも野生のきのこの一生を見ていると、菌だということがよくわかりますよ。
さて、きのこにも仲間があります。
シイタケやマイタケなど、朽木に発生するきのこは「木材腐朽菌」と呼ばれます。
これらのきのこは枯れ木を菌が消化し、
枯れた木のなかいっぱいに菌が繁殖して初めて子実体(きのこ)が発生します。
栽培のきのこは、この枯れ木の代わりに人工的な培地を使って発生させているもの。
培地にいろいろ好みはありますが、木材腐朽菌のきのこは栽培できるものが多いのです。

新鮮なマッシュルームは生で食べられます。サラダにちょびっと入れると風味が出ておいしいみたいですが、好みが分かれるところかな…。マッシュルームは「腐生菌」の仲間で栽培可能なきのこです。
それに対して、栽培できないものの代表がマツタケ。
マツタケ菌は、松の木の根と共生しお互いに栄養分を与えあっています。
こういうきのこの種類を「菌根菌」といい、特定の木との共生関係を結んでいます。
菌根菌はマツタケのほか松露なども含まれます。
こういったきのこ類は人工的に発生させることは大変難しいため、
松露もマツタケも、天然ものしかないのです。
まさにきのこは「木の子」なのですね。
ところで、一般的に販売されているしいたけは、
人工的な培地で栽培された菌床栽培のものがほとんどです。
短期間で栽培できるため、安価で供給できることがメリットの菌床栽培。
シイタケの菌床栽培は菌の植え付けから約120~130日で収穫できます。
でもきのこは「木の子」。
本来の生育の仕方で、木を分解してゆっくり育ったものの方が味も歯ごたえもいいのです。
シイタケが木からたくさん生えているのを見たことがありませんか?
これは「原木栽培」といい、菌床栽培が主流になる前にはこの栽培方法でシイタケは生産されていました。
重いホダ木を動かしたり、シイタケの発生に丸一年かかることから、お値段は高め。
販売する際には差別化するため、「原木シイタケ」と必ず書いてあります。
実は私、シイタケが大嫌いだったのですが、原木シイタケなら食べられることを発見しました。
シイタケ嫌いの方は、ひょっとしたら菌床栽培のシイタケを食べていたのかも。
一度、「原木シイタケ」と書いてあるものを食べてみてください。
食べられるようになるかもしれませんよ~。
※6月末、岩手県に原木シイタケの取材に行きます。またその時に詳しくレポートします!
2010.05.19
ほんものの食べもの日記第12回 枝豆を2倍収穫する方法

あつ~い夏。枝豆をつまみに冷えたビールをぐいっと飲む…おいし~い!
昨今では新潟の茶豆や山形のだだちゃ豆など、
これまで地域で消費されてきた香り高い品種が手に入るようになり、
東京でいろんな枝豆を楽しむことができるようになりました。
ただ、出荷された枝豆をどんなに早く食べたとしても、
直売所以外ではだいたい一日、または中一日置かれたものになってしまう、
それが今の市場のしくみです。
きちんと冷蔵されていたとしても、豆は一般的に呼吸作用が激しく、
糖分をどんどん消費していきます。
採りたての枝豆の味に勝るものはありません。
ってことで、今からでも間に合います。
枝豆を作ってみませんか。
まず種まき。
豆類って不思議なのですが、一か所にひとつまくよりも、
2~3粒一緒にまいてやる方が生育がいいのです。
サヤに入っていた仲間が側にいる方が安心して生育できるのかな…等々、
勝手に想像してしまいます。なんかかわいいですよね。
あ、種の選択を忘れていました。
ホームセンター等で売っていますが、ただの「枝豆」よりも「品種」が書いてある方がお勧めです。
茶豆系の枝豆を見つけたら、迷わずそれを買いましょう。
さて、プランターの場合は心配ありませんが、
畑にまく際にはまいた種を鳥が食べちゃうので注意が必要です。
対策としては、自宅で苗を作ること。
面倒な場合は、直播きした畝の周囲に15センチくらいの高さでテグスをぐるりと張れば
鳥はテグスにからまるのが怖くて入って来ません。ぜひお試しを。
芽が出て、葉っぱが5枚ほど展開したところで、生長点を摘み取ります。
これが枝豆を2倍収穫するコツ。
枝豆は、葉っぱの付け根に花をつけます。
葉が多ければ花の数が増えるので、生長点を摘み取ってわき芽を出してやると
最終的な収量が上がるというわけです。
私は昨年、これでたくさんの枝豆を収穫しました。
しあわせいっぱいの夏でした。
さて、マメ科の植物は、窒素分が多いと木ボケして花つきが悪くなります。
初期のチッソ分はそんなに必要なく、ある程度ほったらかしてて大丈夫。
ただ、花がついたあたりで、果菜類用の肥料を少しやり、水分も与えます。
(プランターで野菜の土を使った場合は追肥は必要ありません)
豆なんて水やりは必要ないんじゃない?と思われるかもしれませんが、
花が咲き結実して実が太っていく時期、水分を必要とするのです。
花がいつの間にか小さなサヤになり、それが太っていく様子の観察も楽しいもの。
ビールが頭をちらついて、うきうきしてしまいます。
大面積を作る場合にはこんな手間をかけていられませんが、
家庭菜園やプランター栽培では、手間をかけて収量を上げる技を使わない手はありません。
さあ、収穫したばかりの枝豆をゆで、食べてみてください。
いつも食べるものとの味の違いに、驚くこと請け合いです。
2010.05.01
ほんものの食べもの日記第11回 家庭菜園の苗の選び方
いよいよGWですね!
この時期ホームセンターには、家庭菜園用の野菜苗が出回ります。
このタイミングでいい苗を買わないと、買い逃すこともあります。

100円未満の苗は基本的に自根苗。200円以上するのは接木苗。どっちがいいかと言われたら、味的には自根、作りやすさで接木苗ですが、露地栽培の場合作りやすさは大して変わりません。
今年菜園にチャンレジしようと考えている方、プランターでベランダ菜園をしようと思っている方、
ぜひいい苗を買って、野菜作りを楽しんでください。
家庭菜園のハウツー本を見ると、苗の選択という項目に必ず書いてあることがあります。
それは「徒長していないこと」。
なんだ、徒長って? と思う方も多いでしょう。
これは、おひさまにきちんと当たらず、ひょろひょろした苗になってしまったもののことを言います。
見分け方は、葉と葉の間の茎の長さ(節間)。
ここが長いと軟弱に育っている可能性があり、定植後に大風が吹いたりすると傷がついて、
早いうちに病気にかかったりします。

ホームセンターで見つけたけっこういい状態のトマト(接木苗)。節間が詰まっていて双葉がしっかり残っていて、第一花がついています。
しかし徒長している・していない等々を素人の目で見分けるのはとても大変。
その場合、地元のJAで販売している苗を選ぶか、
いい苗屋さんと契約しているホームセンターを探すのが手っ取り早いと思います。
私の家の近所では、UNIDY狛江店の野菜苗が割合と状態がよく、
それなりに収量も多く、大きくなってくれます。
しかし昨年、菜園準備で苗購入が遅れGW後半に買いに行ったら
いつも見ないような苗が売っていて驚きました。
店員さん曰く「前半で契約栽培の苗が売れちゃって。
いま売ってるのは普通に仕入れたもので、いつもの苗とは違います」。
その後JAに行きましたが、そこもいまいち…。
売る時期を逃したのか、ポリポットで大きくなりすぎ、徒長したものが売っていました。
決め手はGW前半の購入。
あと近所のベテラン家庭菜園家に「いい苗はどこに売ってるの?」と聞くことです。
いい苗を売っている店を見つけることが、成功の第一歩と言えるでしょう。
では実際にどんな苗を選択すればいいのでしょうか?
トマトやナスでは第一花がついているものを選んでください。
果菜類の場合、この最初の花が着果することがその後の収量に影響します。
この花が折れちゃってたりするのは言語道断。
また、まだついていない若い苗の場合、その後の管理が大変なのです。

4月30日でこの状態なので、GW中に花が咲くのでしょう。しかし最近は花がついていない苗の方が多いのですね。その後の管理が大変だ!
その他、最初の双葉が元気よく残っている苗を選ぶのも大切です。
これが枯れていたり、腐っていたりするものは、定植後に何が起こるか心配です。
プランターではなく地面に栽培する場合、この双葉、意外と大事なんですよ。
さて、いい苗を購入すれば、いい野菜がとれるものです。
夏の収穫が楽しみですね!

通常の支柱を立てて作るきゅうりよりも強い地這きゅうり。でも地這を選択するのなら、6月以降に種をまいた方が上手にできます。
ちなみに…とうもろこしの苗を見かけることがありますが、とうもろこしは実は定植には向かない作物。
(オクラも同様です)
これらの作物は、種を買って直播するのが成功の秘訣。
余った種は缶カラにでも入れて、冷暗所に保存しておけば来年も使えますから経済的です。
せっかくですから、おいしいものを作ってくださいね!



















