
新年あけまして、おめでとうございます。
昨年の暮れに、我が家へ「お正月」が届きました。飛騨高山伝統のお正月飾り、「花餅」です。
深々と降り積もる雪の中で迎える新年に、花餅を飾り家の中を明るく華やかにしたいとの願いが込められています。
お正月に餅花を飾る風習は各地にありますが、飛騨高山の「花餅」は木の切り株を用いて自然の枝ぶりを生かすのが特徴です。
豊かな山々に囲まれ都との行き来を重ねながら木工の伝統を育んできた高山ならではと言えますが、近年は里山が荒れ、切り株の確保が難しくなっている現状もあるようです。
実際に木の枝々が日の光を目指して上へ上へと伸びた様子には生き物の存在感があり、部屋がにぎやかになったように感じます。
長い冬に春の息吹や秋の実りを想起させるものを飾り豊穣を願う気持ちは、
冬至まで日に日に短く弱くなる太陽が復活することを祝う古代ローマのお祭りに起源を持つという説もあるクリスマスツリーやリースにも通じるものがあるのかもしれません。
そして、無垢の木の家具やクラフトにも、山や森の季節の営みと暮らしの空間をつないでくれる力があるように思います。
花餅は春まで室内を照らしつづけ、雛祭にお餅をあられにして食べるそうです。
「山笑う」春には、あられづくりの様子をお伝えできればと思います。










